トイレの水が流れないというトラブルはとても焦りますよね！
生活に大きな支障をきたすため、早く解決したいところです。
しかし、原因は意外に多く、どこに問題があるのか特定するのが難しいこともあります。
本記事では、トイレの水が流れない原因を徹底的に解析し、各問題の解決法を詳細に解説します。
さらに、予防策や、解決できない場合の対処方法についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください！
1：トイレの水が流れない原因とは？
トイレの水が流れない理由はさまざまです。
ここでは、主な原因をくわしく見ていきましょう。
1. タンク内部の部品の不具合
トイレのタンク内部には水を流すための重要な部品がいくつもあります。これらが正常に動作しない場合、トイレの水が流れなくなります。
以下の部品の故障が原因として考えられます。
- フロートバルブの故障
フロートバルブはタンク内の水位を調整する役割を持っています。この部品が故障すると、タンクの水が便器に流れません。フロートバルブが破損したり、ゴミやカルシウムが付着することでも水が流れない原因になります。 - チェーンの絡まり
トイレのレバーを引いた際、フロートバルブを引き上げる役目をしているのがチェーンです。このチェーンが絡まったり緩んだりすると、バルブが適切に動かず水が流れません。 - タンク内の汚れや石灰化
タンク内部に水垢やカルシウムが付着すると、内部の部品がスムーズに動作しなくなり、水が流れないことがあります。水道水の中に含まれるミネラルが原因です。
2. 排水管の詰まり
トイレの排水管が詰まっていることも、よくある原因の一つです。
詰まりが進行すると、トイレの水が流れなくなることがあります。特に次のような原因が考えられます。
- トイレットペーパーの過剰使用
トイレットペーパーを大量に使ったり、一度に多く流してしまうと、排水管が詰まりやすくなります。紙が水に溶けにくい場合、配管内で固まってしまうことがあります。 - 異物の流入
水に溶けないもの（例：おむつ、生理用品、ビニール袋、タバコの吸い殻など）が排水口に流れ込むと、排水管を詰まらせる原因になります。 - 長期間の使用による汚れの蓄積
排水管内に長期間蓄積された汚れが詰まりを引き起こすことがあります。特に石鹸の残りカスや髪の毛が原因となることがあります。
3. 水圧の低下
水圧が低下すると、タンクに水がたまらず、水が流れないことがあります。
これが原因の場合、トイレだけでなく家全体で水圧の低下が見られることが多いです。
- 全体的な水圧低下
一時的に水道局のトラブルや修理が行われているとき、水圧が低下することがあります。 - 家の水道設備の問題
水圧が低い場合、家の水道設備に問題がある可能性もあります。特に古い配管や水圧を調整するバルブに不具合がある場合、水流が弱くなることがあります。
4. 給水管の問題
タンクへの水供給が止まっている場合、給水管に問題があるかもしれません。
給水管の元栓が閉まっていたり、管内に詰まりが生じていると、水が流れません。
2：自分でできる解決法
トイレの水が流れない原因を特定したら、次はその解決法を試してみましょう。
ここでは、自分でできる解決方法を詳しく説明します。
1. タンク内部の点検と修理
タンク内部の部品を確認し、調整や修理を行いましょう。
- フロートバルブの交換
フロートバルブが劣化している場合は、交換が必要です。ホームセンターで購入でき、取り換えも比較的簡単です。 - チェーンの調整
チェーンが絡まっている場合、絡まりを解消し、必要に応じてチェーンの長さを調整します。 - タンク内部の掃除
タンク内にカルシウムの付着や汚れが見られる場合、タンク内部を掃除します。専用のクリーナーやクエン酸を使って石灰化を除去します。
2. 排水管の詰まりを解消する方法
- ラバーカップ（すっぽん）の使用
ラバーカップを便器の排水口にしっかりと当てて、圧力をかけて押し引きします。この方法で詰まりを解消できることが多いです。 - 重曹とお酢の使用
排水口に重曹を1/2カップ程度入れ、その後にお酢を注ぎます。10～15分待った後に熱湯を流すことで、軽い詰まりが解消されます。 - ぬるま湯と洗剤の使用
40℃程度のぬるま湯に中性洗剤を加えて便器に注ぎ、15分ほど放置します。その後水を流すことで、詰まりを解消できることがあります。
3. 水圧の低下が原因の場合
水圧が低下している場合、まずは自宅の元栓が完全に開いているかを確認しましょう。
もし地域全体の水道トラブルが原因であれば、水道局に問い合わせる必要があります。
4. 給水管のチェック
給水管の元栓が閉まっていないか確認します。
もし元栓が開いているにもかかわらず水が流れない場合、給水管内に詰まりがある可能性があるため、専門の業者に点検を依頼することをおすすめします。
3：解決しない場合に専門業者に頼む方法
もし上記の方法を試しても改善しない場合は、専門業者に修理を依頼することが最適です。
業者を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。
- 実績が豊富な業者を選ぶ
これまでにトイレの修理を多く行っている業者は信頼性が高いです。 - 料金の透明性
料金が明確で、追加料金が発生しない業者を選びましょう。 - 口コミや評判をチェック
他の人の口コミや評価を参考にして、信頼できる業者を選びましょう。
4：トイレの水が流れない予防策
同じトラブルを繰り返さないためにも、以下の予防策を実践しましょう。
1. トイレットペーパーの使用量を控える
適量を使い、一度に流さないようにしましょう。
2. 異物を流さない
トイレには紙以外のものを絶対に流さないようにしましょう。
3. 定期的なタンクの掃除
月に一度、タンクの内部を掃除することで、石灰化や汚れの蓄積を防ぎ、部品の不具合を未然に防ぎます。タンク内の部品を簡単にチェックし、正常に動作しているか確認する習慣をつけることが有効です。
4. 排水管の定期的な点検
排水管が詰まりやすい状態を避けるために、年に数回、排水管の点検を行うことが大切です。特にトイレットペーパーを多く使用している家庭や、排水管が古い場合は、定期的な清掃をおすすめします。家庭用の排水管洗浄剤を使用することも効果的です。
まとめ
トイレの水が流れないというトラブルは、タンク内部の部品不具合や排水管の詰まりなど、さまざまな原因によって発生します。
それぞれの原因に対して適切な解決策を講じることで、自分で問題を解消できる場合もあります。
しかし、どうしても解決できない場合は、専門の業者に依頼することも検討しましょう。
普段からトイレのメンテナンスを行うことで、こうしたトラブルを予防することができます。
定期的な点検や掃除を習慣化し、快適なトイレ環境を保ちましょう！
