生きづらい世の中を表している小説「悪鬼のウイルス」
2025年1月24日に映画化されたことでも話題になりました!
そんな「悪鬼のウイルス」はどこで読めるのでしょうか?
ネタバレや考察など、くわしく調べてみました!
「悪鬼のウイルス」概要
- タイトル:悪鬼のウイルス
- 作者:二宮敦人
- 出版社:文芸社
- 公式サイト:文藝春秋
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「悪鬼のウイルス」のあらすじは?
肝試しをするために田舎を訪れた高校3年生の日名子、智樹、颯太、奈々枝。
子供たちが集まっているところを発見します。
見ていると、女の子が銃で頭を撃たれてしまいました。
驚いた4人は、慌てて逃げようとしますが、捕まってしまいます。
日名子と智樹は牢屋に入れられました。
そこにはぼろぼろの大人たちがいて、抵抗することなく牢屋に入っていました。
子供たちは大人を支配し、殺人も行なっていました。
颯太と奈々枝は、支配する側に選ばれました。
その村には、18歳以上の大人だけがかかるという風土病「腐り鬼」があるのです。
なので、子供たちが大人を監禁し、「腐り鬼」を発症しないようにしていたのです。
颯太と奈々枝はまだ17歳だったため、牢屋に入れられませんでした。
そんな牢屋から逃げ出そうとする日名子と智樹は・・・
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「悪鬼のウイルス」ネタバレ
※ネタバレ
智樹は牢屋の中で出会ったシンに、脱出計画があるので乗らないかと言われます。
この村が普通ではないことが分かっていたので、もちろんその案に乗る智樹。
一方、支配する側に選ばれた颯太と奈々枝は、村のリーダー、マイに疑われていました。
大人を脅せない奈々枝は、マイに大人を殺すように言われます。
嫌がる奈々枝でしたが、仕方なく沢村という女性を撃ち殺してしまいます。
奈々枝はこの経験から精神的に壊れてしまいます。
そして、颯太を殺してしまうのです。
一方、智樹はシンの指示通りに動き、日名子と共に牢屋から出ることができました。
逃げている途中、智樹と日名子、シンははぐれてしまいます。
日名子は奈々枝に見つかってしまい、牢屋に連れ戻されてしまいます。
智樹とシンは川に流され、逃げることができましたが、日名子を助けるために村に戻ることになりました。
その間、智樹はシンに「腐り鬼」について尋ねます。
シンは、大人を支配するルールや「腐り鬼」を作ったのは自分だと言います。
「腐り鬼」という風土病はなく、子供たちを助けるために作ったものだと。
村に工場を作り、アパートを建てた大家は小児性愛者でした。
村の子供たちみんなが被害に遭っていきますが、大人は見て見ぬふりをしていました。
限界を超えたシンは、大家を撃ち殺してしまいます。
そして、大人は「腐り鬼」になるから閉じ込めておかなくてはいけないというルールを作りました。
しかし、このままではいけないと気づいたシンは脱出して自首することにしたのです。
シンは村に戻り、ガソリンを撒き、火事を起こしました。
牢屋のカギが開けられた大人たちでしたが、茫然として動く気配もありませんでした。
日名子は大人を説得し、子供たちの思いを訴えました。
火事から逃げ遅れた子供たちを助けることにした大人たちを見て、子供たちは大人に対する信頼を取り戻していきます。
奈々枝は火事で大火傷を負ってしまいました。
シンとマイは火事の中で焼け死んでしまいます。
生き延びた智樹と日名子、奈々枝、そして村の大人たちも、警察に何があったのかは話しませんでした。
村は廃村になり、子供たちと大人たちは引っ越していきました。
そして、奈々枝は火傷が治り、村へ戻ります・・・
「悪鬼のウイルス」はどこで読める?
「悪鬼のウイルス」を読む方法を以下にまとめました。
電子書籍ストア
Kindleや楽天Koboで購入できます。
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「悪鬼のウイルス」感想
大人に守ってもらえなかったかわいそうな子供たちの話です。
映画とはストーリーがかなり違うというより、別の作品のようですね。
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