生きづらい世の中を表している小説「コンビニ人間」
2016年、第155回芥川龍之介賞受賞作です！
そんな「コンビニ人間」はどこで読めるのでしょうか？
ネタバレや考察など、くわしく調べてみました！
「コンビニ人間」概要
- タイトル：コンビニ人間
- 作者：村田沙耶香
- 出版社：文藝春秋
- 公式サイト：文藝春秋
「コンビニ人間」のあらすじは？
古倉恵子は、36歳の未婚女性です。
子供の頃から「普通」ではありませんでした。
大学生のとき、コンビニでアルバイトを始め、大学卒業後も就職せず、コンビニのバイト歴は18年。
彼氏もいない、結婚願望もない、誰かのマネをして「普通」を演じている古倉恵子。
コンビニの完璧なマニュアルに従って、毎日生きていました。
そんなある日、婚活目的の新人アルバイト、白羽が入ってきます。
白羽も人生が上手くいかず、卑屈に生きていました。
そんな白羽と暮らすことになった古倉恵子は・・・・
「コンビニ人間」ネタバレ
※ネタバレ
白羽は常連の女性客にストーカー行為をして、コンビニのアルバイトをクビになっていました。
ある日、クビになった白羽に出会った古倉恵子。
白羽は家賃も払えず、住む場所も仕事もありませんでした。
古倉恵子はうちに来るかと誘います。
そして、婚姻関係にならないかと提案しました。
古倉恵子は家族や友達から、結婚しないのかと心配されていました。
そこで、妹に彼氏ができた旨を伝えると、妹はとても喜んでくれました。
コンビニの同僚や友達も喜んでくれます。
その反応を見て、古倉恵子はこれが正しいことだと思い、白羽と同棲することにしました。
白羽は古倉恵子から「エサ」を与えられ、何もせずに暮らしていました。
そんなとき、白羽の弟の嫁が訪れ、立て替えた家賃を返すように言います。
白羽は古倉恵子がこれから正社員として働き、自分の事業の資金も出してくれるのだと言います。
古倉恵子はコンビニのアルバイトを辞め、就職活動をすることになります。
「コンビニ」を奪われた古倉恵子は、規則正しい生活を送ることすらできなくなります。
今までは、コンビニで働くために夜決まった時間に寝て、決まった時間に起き、食事を摂り、入浴をしていたのです。
そんな古倉恵子は、白羽が探してきた仕事の面接を受けることになります。
そこで、たまたまコンビニに入りました。
すると、自分が何をすればいいのか、何をするべきなのかを瞬時に理解できました。
コンビニ店員が自分が唯一「普通」でいれる道だと分かります。
白羽はそんな古倉恵子に呆れ、去って行きました・・・
「コンビニ人間」はどこで読める？
「コンビニ人間」を読む方法を以下にまとめました。
電子書籍ストア
Kindleや楽天Koboで購入できます。
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「コンビニ人間」感想
上手く生きれる方法を見つけた古倉恵子から、自分の都合で「コンビニ」を取り上げた白羽にイライラしました(笑)
あそこまで周りを見て、察せれるのはすごいと思いますけどね。
