かわいいけど、不気味な絵が印象的な「僕が死ぬだけの百物語」
1話完結のショートストーリーなので読みやすい上に、怖い話だけでなく感動回もあり、飽きさせません!
そんな「僕が死ぬだけの百物語」は無料でどこで読めるのでしょうか?
考察やネタバレなどもくわしく調べてみました!
「僕が死ぬだけの百物語」概要
- タイトル:僕が死ぬだけの百物語
- 作者:的野アンジ
- 出版社:小学館
- ジャンル:ホラー・サスペンス
- 巻数:9巻(2025年1月現在)
「僕が死ぬだけの百物語」のあらすじは?
「僕が死ぬだけの百物語」は、主人公のユウマが怖い話を話してくれるストーリーと、ユウマの家庭環境のストーリーが組み合わさったものになります。
自殺願望があるユウマを見かねて、クラスメイトのヒナは百物語をすると本物の霊が現れることを伝えます。
ユウマは自分の部屋で「何か」に向かって、怖い話を話し始めました。
また、ユウマの両親の不可解な行動や、ヒナや警官の身に起こる現象など、怖い話とユウマの環境の謎の2つを楽しむことができるんです。
「僕が死ぬだけの百物語」はどこで読める?
「僕が死ぬだけの百物語」を読む方法を以下にまとめました。
電子書籍ストア
Kindleや楽天Koboで購入可能。試し読みも利用できます。
DMMブックス
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「僕が死ぬだけの百物語」の最終回はどうなる?
「僕が死ぬだけの百物語」はまだ最終回を迎えていません。
最後は、ユウマを取り巻く環境の謎が解明すると思われます。
「僕が死ぬだけの百物語」のおすすめのエピソードは?
グロテスク、幽霊、ヒトコワ、感動など、数々のジャンルがある「僕が死ぬだけの百物語」
わたしの好きなエピソードを紹介します。
ネタバレになっているので、気になる人は回避してください。
※ネタバレ
第八夜「喧嘩」
友達の智子と喧嘩したアカリは、謝るため智子の家に行きます。
すると、智子はドアを開けずに「汚い手で触らないで。早く行って。顔も見たくない」と言います。
その言葉にショックを受けたアカリでしたが、智子の顔を見るまでは行かないと言います。
すると、這いずるような音とともに、智子がドアから顔だけをのぞかせました。
「顔を見たからさっさと行って」と言う智子に、「そんな言い方はひどい。智子にも悪いところはあって、わたしも我慢していることはある」と言い、アカリは立ち去ります。
振り返ると、何かに引っ張られるように智子の顔が消えました。
アカリが学校に行くと、教室は通り魔の話題で持ちきりです。
下校の時間になり家に帰ると、アカリの母が「大丈夫だったの?!」と安心の声を上げました。
アカリがあまりの剣幕にどうしたのかと聞くと、「智子の家に通り魔が逃げ込んで隠れていた」と答えます。
慌てて智子の家に走るアカリ。
智子の家には警察がいて、野次馬が囲んでいました。
野次馬の一人に「この家の人はみんな死んでしまった」と言われたアカリ。
野次馬は「逃げられないように足を切られて殺された。女の子は這って玄関まで逃げたが結局見つかって殺されてしまった」と説明します。
それを聞き、智子が逃げようとしたときにちょうどアカリが来たことで、アカリを助けるために智子はワザと冷たいことを言い、アカリを助けたことに気づきました・・・
第十夜「蝸牛」
耳の中に異物感がある、病院を訪れた木村。
医者が診てみると、耳の中にナメクジのような生き物を発見します。
それを取り、「耳の中に虫が入っていました。取り除いたので、もう大丈夫です。一応1週間後にまた来てください」と説明する医者。
自宅に着くと、まだ耳の奥に違和感があります。
「あれ?治ってない?」
突然、鼻水が溢れて床に落ちます。
鼻水には血の塊のようなものが混じっていました。
慌ててスマホで調べると、新種のカタツムリが発見されたニュースが出てきました。
そこには、「脳みそを破壊して、自分たちが脳みそに成り代わって人間として活動するカタツムリの都市伝説」が書かれていました。
くしゃみをすると、脳の塊を吐く木村。
「いやだ・・・」と言いながら家を出る木村。
「何がいやなんだっけ?」
そこに、隣人が現れますが、木村の異様な姿にドアを閉めてしまいます。
「たす・・・・」
木村は脳を吐いて、意識を失ってしまいます。
1週間後、木村は病院に向かいました。
「その後、いかかですか?」と医者が聞くと、「大変快適だ」と木村だったものが答えました。
「それは良かった」
木村も医者も看護師も、口や目、鼻からカタツムリが飛び出ていました。
第十七夜「捨て子」
「お前みたいな悪い子はゴミと一緒よ!」
お母さんは、自分の子供をゴミ箱に閉じ込めています。
男の子は謝りながら抵抗しますが、お母さんはゴミ箱のフタを閉めて、その上にビール瓶のケースを置いて出れないようにしてしまいました。
お母さんが出ていく足音を聞いて、男の子は慌てて助けを求めますが、声は無視されます。
お母さんが帰って来ましたが、男の子は声を出すこともできません。
お母さんは酔っていて、男の子のことを忘れてしまっているのか、そのまま男の子の上にゴミを捨てます。
男の子は絶望しながら「ぼく、もう泣いてないよ。お腹もすかなくなったからごはんのおねだりもしないよ。いい子だよ。だからここから出してほしい。それ以外、わがまま言わないから・・」
しかし、お母さんは男の子に気づかずにまた出て行きました。
男の子は「ぼくはいらないものなの?ゴミなの?寂しい・・・寂しい・・・寂しい・・・」と思いました。
そして、お母さんが帰ってきます。
異臭を感じ、自分がゴミ箱に閉じ込めた男の子のことを思い出しました。
「お母さん、あけてぇ」という声を聞き、死んでいないことに安心します。
ゴミ箱を開けると、そこには異形のものに姿が変わった男の子がいました。
「お母さん、ぼく、寂しかった・・・」
男の子はお母さんに襲い掛かりました。
第二十九夜「成仏」
「ひろと・・・」仏壇の前で泣く一人息子を亡くした夫婦。
そばには、ひろとの霊が立っています。
「ぼく、幸せだったよ。これからも側にいるから」
その声はお母さんには聞こえません。
「線香をあげようか」
お父さんが線香に火をつけました。
「臭い・・・!これすぐに消して!!」
ひろとは騒ぎますが、両親には声が聞こえません。
両親は食事をしようとしますが、お母さんはひろとはもう食べることができないのに・・と拒否します。
そこで、ひろとは線香を握って、火を消してしまいました。
「ひろと・・・?ひろとが怒ってる!ひろと抜きで食事なんて・・!!」
お母さんは叫びました。
ひろとが死んでから、気配を感じたり、足音が聞こえたりするからです。
「もしもひろとがこの家にいつまでも囚われていたらかわいそう」と泣くお母さん。
「分かった。お前の気が済むなら」
お父さんは塩を持ってきました。
仏壇にむかって塩をまくと、そこにいたひろとにかかります。
塩はひろとの顔や髪を焼いてしまいました!
「ぎゃあああ」
ひろとは仏壇にぶつかり、線香立てが倒れてしまいます。
「こんな適当なやり方じゃ駄目!!」
お母さんがまた叫びます。
祈祷師にお祓いをしてもらうことになりました。
ひろとが側に立っていますが、息が苦しいから止めてと訴えます。
もちろん誰にも聞こえず、儀式は続きます。
「どうか無事に逝って・・・」
お母さんは祈りますが、ひろとは火に包まれ、苦しそうです。
「どうして追い出すの?ずっとここにいたいよ。もっと3人でずっと・・・」
ひろとは焼け落ちるように消えていきました。
「これでひろとも喜んでくれたさ」
「そうね・・・」
さくさく読める不気味なホラーが好きな人にはおすすめの「僕が死ぬだけの百物語」
最終回に向かっていくので、ユウマの家庭環境の謎の真相も楽しみですね!